現代文化論叢

現代文化への「解釈」を探究する

ボーカロイド

アメリカ民謡研究会Haniwa序論:「理論を知らぬ愚者の、ただ1つの旋律。」を聴く

理論を知らぬ愚者の、ただ1つの旋律。 / 結月ゆかり ここまで来れば分かるでしょう。この楽曲は、音楽の一回性に挑戦して、「再現性ある音楽」の可能性をこそ実験しているということに。 アメリカ民謡研究会Haniwa序論:「二台のドラム、一本のベース、合成…

アメリカ民謡研究会Haniwa序論:「四弦奏者のための、孤独の奏法。」を聴く

四弦奏者のための、孤独の奏法。 / 結月ゆかり 僕はこれまで2回の記事で、アメリカ民謡研究会Haniwaの楽曲における「再現性」と「ジャンル自体への疑い」というのが鍵になってくるという風に述べました。そして、そうした音楽を無化するような取り組みに比…

アメリカ民謡研究会Haniwa序論:「VOCALOIDと区別される音楽の解釈。」を聴く

VOCALOIDと区別される音楽の解釈。 / 結月ゆかり 前回、「二台のドラム、一本のベース、合成音声よりあなたへ。」を聴いたときに、この楽曲の特質は、音楽の一回性を否定してみせ、「実験」として再現性を持っているところにあるという話をしました。 今回の…

アメリカ民謡研究会Haniwa序論:「二台のドラム、一本のベース、合成音声よりあなたへ。」を聴く

二台のドラム、一本のベース、合成音声よりあなたへ。 / 結月ゆかり アメリカ民謡研究会Haniwaの曲を順番に聞いていこうと思います。今回はその第一弾です。 僕は彼の楽曲がどういう順番で投稿されたのか、詳しく知らないのですが、とりあえずYouTubeで一番…